2001年に第1回KCCを開催し、今回で14年目を向かえます。昨年のKCC2013 は準備不足などで止むを得ず休会といたしましたが、北陸地区の地元及び中央からの多くの方々からのKCC2014 の開催の要望がありました。1年の休会の間に、本会の意義、目的について世話人を中心に再度考え直し、いろいろと議論を重ね、再開することと致しました。
現在、国内において多くのライブデモンストレーションコースがあります。いずれの会も企画、内容に工夫がなされ、それぞれが特徴をもった会であり、通常の学会とは異なりライブ開催の重要性・意義を感じております。本会も今回で13回目という開催を迎えることになります。北陸地区を中心とした恒例の会として定着し、冠動脈インターベンション治療に関る医師、看護師、放射線技師、臨床工学士、臨床検査技師、理学療法士への最新の知識、技術向上に貢献しているものと思われます。今回は更なる有意義な開催になるようスタッフ一同頑張る所存でございます。そのためには関係各位の御尽力、御支援のご協力を改めてお願いする次第であります。
さて、PCIがおこなわれるようになって30年余が経過しました。その間、デバイスの進歩、変遷、画像診断の進歩、手技的な改良などにより、PCIは冠動脈疾患患者の治療のひとつとして飛躍的かつ確実な成功を収めながら、いまや欠かす事の出来ない治療法の位置付けを確保してきていると思われます。その中で何といっても大きな要因としてDES( Drug Eluting Stent)の登場でありますが、初めて使用されてまだ10年余であり、次々と新しいDESが開発、導入されてきているとは言え、安全性、長期予後についてはまだまだ慎重に取り組んでいかなければいけません。第一日目は教育ライブとして地元施設の若手医師をオペレーターとして、先輩の医師が指導しながら冠動脈インターベンションを進めていくライブに加え、PADのライブも企画いたしました。第二日目は例年どおり全国から御高名な先生を多数お招きし、オペレーターおよびコメンテーターとして参加していただき、いくつかのフォーカスされたPCIの問題点、手技に関するライブを予定しております。またコメディカルセッションも例年どおり企画しております。更には時間の許す限り、ミニレクチャー、特別講演、ファイヤーサイドセッション(症例検討会)、ハンズオンセミナーも予定したいと考えております。今回も多くの皆様に御参加いただき、共に議論を深めて、有意義な会になるようスタッフ一同準備を進めております。是非とも多くの方々に御参加いただきますよう御案内申し上げます。
北陸PTCA教育ライブ研究会
代表世話人 金谷法忍
(石川県立中央病院 副院長)
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