ご挨拶

Kanazawa Coronary Conference (KCC-2025)開催にあたって
 この度、第22回目となるKanazawa Coronary Conference (KCC-2025)を2025年5月23日(金)~24日(土)にホテル金沢にて開催する運びとなり、世話人を代表してご挨拶申し上げます。今回のKCC2025は、費用や会場の問題を考えCVIT東海北陸地方会と同時開催することになりました。
 昨年起きました、1月の能登半島地震、9月の水害からの能登の復興には、まだまだ時間が必要と思われますが、我々医療人もできる限り復興に協力したいと考えています。
 KCCの歴史は、Stentの変遷と言っても、過言ではないと思います。初めてKCCが開催された時から数年間は、BMSが多く使用され、2004年からは、第一世代のDESである、Cypher Stentが日本国内で保険償還され、その後発売されたTAXUS Stentを含めて第一世代ステントの使用法や成績などについて、熱心な討論がされたことを思い出します。この10数年間でのDESの進歩は、目を見張るものがあり現在使用している第3世代のStentは、DESの最終モデルと言っても過言ではないと思います。しかしDESが進歩した現在においても、DES留置を避けた方が良い病変があることも事実です。病変形態や病変部位を考えて、安易にDES留置を避けて将来に繋がるPCIが望まれるところであります。加えてStent は、一度留置した場合には簡単に取り出すことのできないDevice であることを忘れてはならないと思います。
 この様な観点から、DCA、Rotablator、DCBやDiamond back、IVLを駆使して、Stent を使用しない治療方法を考える必要があると考えます。
 さらに、以前のPCIと異なり虚血の評価やプラークの性状を知るための、FFRや各種イメージングモダリティを使用した適正な診断を行う事で、治療の標準化が期待できるようになりました。
 一方で末梢血管治療(EVT)に関しても、手技方法の開発、下肢動脈に使用できる新しいDESやDCBの登場により治療の選択肢が増え、盛んに行われるようになってきました。
 現在、PCIやEVTはDevice進歩により、誰にでも簡単にできる手技になり、低侵襲的治療として市民権を得ましたが、症例によっては、ピットフォールが存在するのも事実です。
 KCCライブでは、ライブデモンストレーションの他に、ビデオセッション、スペシャルレクチャー、ハンズオンセミナー、ならびにメディカルスタッフセッション等のプログラムを予定しております。
 今回のKCC2025は、CVIT東海北陸地方会との同時開催となっております。合同開催を通して技術の熟達、普及や研究に役立つことを期待しておりますとともに、今後とも各大学・病院同士連携を取り合いインターベンションの進化に繋がれば幸いでございます。

北陸PTCA教育ライブ研究会
代表世話人 北山 道彦
                   (金沢医科大学病院 心血管カテーテル治療科)

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